未経験・経験浅めのエンジニアが就職・転職する為に覚えておきたいこと(Web系、業務系Sier)

未経験、もしくは経験が浅い状態で就職活動・転職活動をする時にぶちあたるのが「本当に大丈夫?」、「実務できる?」という質問です。

その会社のローカルルールは入って覚えるとして、汎用スキルは身についていることをアピールできると内定がグッと近づきます。

ただその汎用スキルをどうやってアピールするかですが、実際にシステム(成果物)を作って提出するのがわかりやすいです。以下に例を紹介します。

そもそも成果物(ポートフォリオ)とは

  • 自分で作ったアプリケーション(サービス)

これが成果物です。

プログラミング言語のコードだけでも良いですが、実際に動く状態にしておく方が良いです。

レンタルサーバーやAWS、herokuなどにアップロードしてスマホやパソコンで見られるようにしておくのがベストです。

なぜ成果物(ポートフォリオ)が必要か

応募者が実際にプログラムを書けるのか、アプリケーションを作れるのかを見るのに一番手っ取り早いからです。

プログラミング分野は学校の勉強と全く違います。

IT系資格を持っていても、良い学校を出ていてもプログラムを書く能力に直結しません。

プログラミング能力を見るのに一番目に見えてわかりやすいのは、実際に動くモノを作ってそれを見せるのが一番です。

作っておくと良い成果物の機能例

  • データ一覧表示、入力、編集、削除機能
  • パスワードログイン、セッション管理
  • DB(データベース)接続
  • メール送信
  • サーバーにアップロード(レンタルサーバー、VPS、クラウドなど)
  • 代表的なフレームワークを利用して作成

これらはWeb系システムでも業務系システムでも頻繁に使用するスキルですのでこれくらいを身につけておけば即戦力としてアピールできます。

以下は補足です。

DB(データベース接続)

  • MySQL(MariaDB)
  • PostgreSQL
  • Oracle DB
  • SQL Server

データベースと言っても色々あります。上記のDBは一般的に良く使われているものをあげています。

どれでも良いですが、MySQLやPostgeSQLがオープンソースで無料で利用できるのでおすすめです。Web系の会社はオープンソースのDBを良く使っています。

Oracle DBも小規模のものは無料で提供されているのでこちらもおすすめ。業務系システムの会社はOracle DBを良く使っている印象です。

代表的なフレームワークを利用して作成

大体の会社では開発効率アップの為、フレームワークを利用しています。フレームワークは移り変わりが激しいですが、自分が書けるプログラミング言語の人気フレームワークくらいはおさえておきたいところです。

以下に人気のフレームワークをあげておきます。

  • PHP:Lalabel(CakePHP)
  • Ruby:Rails
  • Java:Spring framework、Struts
  • Python:django

◆おすすめのプログラミング言語

どの業界に就職したいかによります。

・web系の会社

Ruby(+Rails)もしくはPHP(+Laravel)

・業務系Sier

Java(+spring)

ここらへんが定番です。

◆覚えておきたい周辺技術

・サーバー関係:Linux、AWS

・バージョン管理:git(SubVersion:SVN)

サーバーは作ったプログラムを動かす為のモノ、場所のイメージです。このサーバーはLinuxというOSが主流。Linuxはプログラマーの必修科目です。

AWSはAmazonが提供しているサーバーなどのサービスです。機能はめちゃくちゃに多いのですが、初心者のうちはサーバー+アルファくらいで覚えておけば良いです。

バージョン管理はプログラムを管理してくれるシステム。バージョン管理システムを使っておけばプログラムをいじったけど不具合が出た、なんて時に簡単に前のバージョンに戻すことができます。またチームのメンバーとプログラムを共有するのも簡単。

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